自分に合ったウェットスーツはどう選べばいい?サイズの選び方や測り方を解説
ダイビングやサーフィンを楽しむためのウェットスーツを購入する際に、重要なのはサイズの測定です。しっかりとサイズを測って自分の体に合ったものを選ぶ必要があります。
この記事では、ウェットスーツのサイズの測り方、サイズを測る際のポイント、サイズが合わないとどうなるか、などについて解説します。
ウェットスーツのサイズの測り方
自分に合ったウェットスーツを購入するためには、しっかりと自分の体のサイズを測る必要があります。
実際に測る体の部位は以下のとおりで、たくさんの場所を測らなければなりません。
- 身長
- 体重
- 首周り
- バスト
- ウエスト
- ヒップ
- 股下
基本的には、ダイビングショップなどで測ってもらうことになるでしょう。
サイズを測る際の注意点
サイズを測る際には、以下のような点に注意が必要です。
・実際にウェットスーツを着る服装で測る
ウェットスーツを着る際には、インナーとして水着やラッシュガード、レギンスなどを着ると思います。そのため、サイズを測る際には、ウェットスーツを実際に着る服装で測りましょう。そうしないと、正確なサイズを測ることができません。
・自分で測らず人に測ってもらう
自分で測ると、かがんだり体勢が変わったりして正しくサイズを測れません。そのため、サイズを測る際には必ず人に測ってもらいましょう。ウェットスーツを購入するダイビングショップなどで測ってもらうのがおすすめです。
・体全体の力を抜いて測る
サイズを測る際には、自然な呼吸をして体全体の力を抜きましょう。そうすることで、普段のサイズを測ることができます。
ウェットスーツのサイズの選び方のポイント
サイズの測定ができたら、自分の体のサイズに合ったウェットスーツを選んでいきます。ここでは、ウェットスーツのサイズを選ぶ際のポイントについてご説明します。ここでご説明するポイントをおさえて選べば、自分に合ったサイズのスーツが見つかるでしょう。
重要なのは「胸囲」
スーツを選ぶ際には身長、体重、腹囲、胸囲から選んでいきますが、もっとも重要なのが胸囲です。
ウェットスーツのサイズは上記の四つの部位からサイズチャートが決まっており、その中から自分に合ったサイズを選んでいきます。しかし、すべての部位のサイズが必ずしも自分のサイズとぴったり合うわけではありません。身長はぴったりだけど胸囲は小さい、腹囲に合わせると身長が足らないなどのミスマッチが起こることもあります。
その場合に、もっとも優先すべきは胸囲です。なぜなら、自分のサイズよりも小さい胸囲のスーツを選ぶと、胸が圧迫されて呼吸に支障が出るためです。心肺機能に負荷がかかると苦しくなり、ダイビングを楽しめない可能性が高いでしょう。
身長は自分に合ったサイズを選ぶ必要がありますが、胸囲に関しても優先して選ぶことをおすすめします。腹囲は自分のサイズに多少合っていなくても意外と問題ありません。
少し窮屈なくらいがよい
ウェットスーツを着ると窮屈に感じることがありますが、新品や乾いた状態ではきつく感じるものです。水に入ると圧迫感が減りちょうどよいフィット感になります。そのため、試着時は少し窮屈に感じるくらいがベストです。
身長が大きい、体重が重い場合には?
サイズチャートと自分のサイズを比較すると、「身長が大きく体重が軽い」、「身長が小さくて体重が重い」というケースがあると思います。基本的にはワンサイズ上を選ぶのがよいでしょう。
あまりに自分のサイズとサイズチャートがかけ離れてしまう場合には、既製品ではなくオーダー品を選ぶという方法もあります。オーダーすると価格が高くなりますが、その分自分の体に合ったウェットスーツを選べるでしょう。
メーカーによってサイズが異なる
ウェットスーツのサイズは、すべてのメーカーで同じというわけではありません。ほかのメーカーの製品を選ぼうと思ったらサイズチャートが違っていた、自分に合ったサイズがなかったということもあります。
そのため、メーカーごとのスーツの性能やデザインで選ぶ以外にも、自分に合ったサイズが用意されているかで選ぶ必要もあるでしょう。
試着して決める
サイズ感がある程度わかったら、試着して決めることをおすすめします。いくらサイズが合っていても、実際に着てみないと着心地はわかりません。
また、身長は合っているが体重が自分に合っていないサイズと、体重は合っているが身長は合っていないサイズのどちらがよいかなどは、実際に着てみて確認した方がよいでしょう。
ウェットスーツのサイズが合わないとどうなる?
ウェットスーツのサイズが合っていないとどうなるのでしょうか?ウェットスーツのサイズチャートはある程度標準的な体型の人に合わせて作られており、すべての人に合うとは限りません。身長を優先させると体重が合わない、体重に合わせると胸囲が合わないなどということもよくあります。
ここでは、サイズが合わないとどうなるかを、部位ごとにご説明します。
身長が合わない場合
【サイズが小さい】
- 首が窮屈になり息苦しくなる
【サイズが大きい】
- 胴体部分や足の部分にしわや空洞ができる
- スーツが肌にすれる
- 首や袖、足首から海水が中に入りやすい
体重が合わない場合
【サイズが小さい】
- 全体的に圧迫を感じる
- 窮屈すぎて入らない
【サイズが大きい】
- しわになる
- スーツが肌にすれる
- 首や袖、足首から海水が中に入りやすい
胸囲が合わない
【サイズが小さい】
- 胸が苦しくなり呼吸しづらい
【サイズが大きい】
- しわになる
- スーツが肌にすれる
腹囲が合わない
【サイズが小さい】
- お腹周りが苦しい
【サイズが大きい】
- しわになる
- スーツが肌にすれる
サイズだけじゃない!ウェットスーツ選びのポイントとは?
ウェットスーツを選ぶ際に考えることは、サイズだけではありません。サイズ以外にも使う季節や用途、生地の素材や伸縮性なども考慮する必要があります。ここでは、サイズ以外のウェットスーツ選びのポイントについて解説します。
いつ使うのか?季節は?
ウェットスーツを使う季節は非常に重要です。夏の暑い時期にダイビングをするのに冬用の生地が分厚いスーツを買っても、暑すぎて熱中症になってしまうかもしれません。購入時には、ダイビングをする季節に合った生地の厚さや作りのスーツを選びましょう。
ダイビング用?サーフィン用?
ウェットスーツはダイビング用とサーフィン用で作りや素材が異なります。サーフィン用は柔らかい素材でできており、動きやすいのが特徴です。パドリングをするため、肩回りや脇などは動きやすく伸縮性があります。
一方、ダイビング用は耐久性や保温性に優れています。水中で激しく動く必要がないので、動きやすい作りにはなっていません。このようにそれぞれ違いがあるため、用途にあったスーツを選びましょう。
生地の厚さ・素材・伸縮性
生地の厚さや素材、伸縮性の違いも重要です。価格が高い順に以下のようになります。
- 暖かくて伸縮性が高い
- 暖かいが伸縮性は低い
- 暖かくなく伸縮性は高い
- 暖かくなく伸縮性は低い
性能と価格の兼ね合いでどれを選べばよいかを考えてみてください。
まとめ
この記事では、ウェットスーツのサイズの測り方、サイズを測る際のポイント、サイズが合わないとどうなるか、などについて解説しました。ウェットスーツは自分の体に合った製品を選ぶ必要があります。この記事にあるポイントをご確認いただき、自分の体にぴったり合ったスーツを探してみてください。
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