アドバンスダイビングとは?オープンウォーターとの違いを紹介
美しい海の世界を体感するダイビングを本格的に楽しむには、ダイビングライセンスの取得がおすすめです。ライセンスはレベルによって潜れる深さやできることが異なり、アドバイスダイビングというレベルも存在します。
今回は、ライセンスのレベルの紹介やアドバイスダイビングの概要、オープンウォーターダイビングとの違いについて解説していきます。
【NAUI版】ダイビングライセンスのレベル一覧
ダイビングのライセンスにはさまざまなランクがあり、ランクによって潜れる深さやできることが異なります。ライセンスにはさまざまな種類がありますが、今回は世界で最も信頼されるといわれるダイビング指導団体「NAUI」のライセンスレベルについて見ていきましょう。ほかの種類のラインセンスもレベルの分類は類似していますが、名称やレベルの数に違いがあります。
<レクリエーショナルダイバーコース>
オープンウォーターダイバー | 本格的なダイバーの第一歩になるコース |
---|---|
アドバンスダイバー | 海を楽しめるダイバーとなるためのコース |
スペシャルティダイバー | ナイトダイビングやレスキューなどさまざまなスキルを学べるコース |
マスターダイバー | 今まで培ったスキルの応用編となるコース |
<ダイビングリーダーコース>
アシスタントインストラクター | インストラクターのアシスタントとして活動するためのコース |
---|---|
ダイブマスター | ダイバーたちをまとめダイビング活動の手助けをするためのコース |
インストラクター | インストラクターとして必要なスキルと知識を学ぶコース |
インストラクタークロスオーバー | ダイビング事業を活性化したい方を対象としたコース |
コースディレクター | NAUIのワークショップのディレクションを行うためのコース |
NAUIは大きくわけると、「ダイビングを続ける」ためのレクリエーショナルダイバーコースと「ダイビングを教える」ためのダイビングリーダーコースの2つにわかれます。ダイビングリーダーコースへは、レクリエーショナルダイバーコースの最上級レベルとスキルと知識をマスターできるマスターダイバーを取得しなければ進むことができません。
アドバンスダイバーとは
NAUIのアドバンスダイバーは、オープンウォーターダイバーを取得したあとに取れるライセンスです。海を楽しむことを目的としたコースであり、以下のようなさまざまな種類のダイビングを経験できます。
ボートダイビング | 潮の流れにのったドリフトダイビングなどボートからエントリーするダイビング |
---|---|
ディープダイビング | 水深18〜30mの海に潜ることができるダイビング |
ナビゲーション | 動かない生き物やサンゴなどを目印にしたりコンパスを使ったりするダイビング |
ナイトダイビング | ライトを使って夜の海を潜るダイビング |
水中写真 | 水中での体験を記録するダイビング |
オープンウォーターダイバーとの違い
アドバンスダイバーとオープンウォーターダイバーの大きな違いは、以下の3つです。
- 習得できるスキルの幅
- 参加資格
- 潜れる深さ
オープンウォーターダイバー初心者ダイバーがまず初めに取得するライセンスであるため、基本的なスキルと知識しか学ぶことができません。一方、アドバンスダイバーは上記で紹介したさまざまな状況の海を体験し、ダイバーとしての経験値を高めることができます。
オープンウォーターダイバーコースは誰でも参加できますが、アドバンスダイバーはオープンウォーターダイバーに認定された人しか参加できません。アドバンスダイバーが最大30m 潜れるのに対し、オープンウォーターダイバーが潜れる最大水深は18mです。
アドバンスダイバーライセンスを取得するメリット
アドバンスダイバーを取得するメリットには、以下の3つが挙げられます。
- 深い海の中を潜ることができる
- さまざまな環境でダイビングできる
- 次のレベルのライセンスを取得できる
深い海の中を潜ることができる
アドバンスダイバーを取得すると、最大30mまで潜れるようになります。水深によって生息する生き物は大きく異なるため、18mまでの海の世界では見られなかった生き物に出会えるチャンスが広がります。
人気の高いダイビングスポットは水深が18mを超えるところも多く、アドバイスダイバーでは潜れる場所の幅が大きく広がるのがメリットのひとつです。
さまざまな環境でダイビングできる
アドバンスダイバーコースでは、さまざまな環境のダイビングを経験できます。ナビゲーションスキルやボートダイビングなどはダイバーとしての幅を広げるためにも必要なスキルであるため、それらのスキルや技術を身につけられるのが大きなメリットです。
ナイトダイビングや高所ダイビングなど限定された環境でのダイビングも体験することができ、ダイバーとしての経験値が高まります。
次のレベルのライセンスを取得できる
上記で紹介したとおりダイビングライセンスにはいくつものレベルがあり、アドバンスダイバーは2番目のレベルに過ぎません。ダイバーとしての経験を高めたい場合は、アドバンスダイバーの取得が必須です。
たとえばNAUIのマスターダイバーコースに参加する場合、アドバンスドダイバーの認定が求められます。マスターダイバーはインストラクターコースに進むための必須条件であるため、アドバンスダイバーは重要なライセンスなのです。
アドバンスダイバーになる方法
NAUIのアドバンスダイバーになるには、以下の流れで進んでいきます。
- STEP1:ダイビングショップやスクールのコースに参加する
- STEP2:学科講習を行う
- STEP3:海洋実習を行う
ダイビングショップやスクールのコースに参加する
まずは、ダイビングショップやスクールが開催しているアドバンスダイバーコースに参加します。ショップやスクールによっては、オープンウォーターダイバーコースしか開催していない場合もあるので事前確認が必要です。費用や内容はショップやスクールによってさまざまなので、内訳を入れた金額やクチコミを比較して自分にあったところを選びましょう。
NAUIアドバンスダイバーコースへは、NAUIオープンウォーターダイバー資格を持っていれば参加できます。年齢は15歳からですが、ジュニアダイバーの場合は10歳から参加が可能です。
学科講習を行う
NAUIアドバンスダイバーを取得するには、教材を使用した学科講習が必要です。基本的にショップで直接インストラクターから講義を受ける方法と、自宅学習で知識を身につける方法の2種類があるため、仕事なのでショップに気軽に通えない方も安心です。
海洋実習を行う
NAUIアドバンスダイバーの取得には、4ダイブ以上の海洋実習が必要です。上記で紹介したさまざまな種類のダイビングを経験できるため、興味のあるものを選択しましょう。
まとめ
ダイビングのライセンスにはさまざまなレベルがあり、アドバンスダイバーは海を楽しむことを目的としたライセンスです。ダイバーの登竜門であるオープンウォーターダイバーの次のレベルのラインセンスであり、習得できるスキルや潜れる深さの幅が広がります。
アドバンスダイバーの資格を取りたい方は、横浜・伊豆のダイビングショップ「アクア・ブーチェ」にお越しください。世界で最も信頼されるダイビング指導団体NAUIを取得でき、アドバンスダイバーよりもレベルの高いライセンスの取得も可能です。