ダイビングの基礎知識
2024年07月12日

コンタクトレンズでもダイビングできる?コンタクトでダイビングを楽しむ注意点も紹介

コンタクトレンズ
「水中にもぐるときにコンタクトをしていても問題ないの?」、「さすがに眼鏡したままでは楽しめない…」という人も多いでしょう。コンタクトレンズでダイビングをしても問題ないのでしょうか?結論からいうと、いくつかの点に注意すればコンタクトレンズでもダイビングを楽しめます。

この記事では、コンタクトレンズでダイビングをしても問題ないか、使用する際のポイント、注意点などについて解説します。

 

コンタクトレンズでダイビングをしても問題ない!

コンタクトレンズを装着してダイビングをしても大丈夫か?ということですが、結論からいうと、いくつかの点に注意すれば問題ありません。

ダイビングで水中にもぐる際にはマスクで顔をおおうので、顔に合ったサイズのマスクを使っていれば海水はほとんど入ってきません。そのため、コンタクトレンズをしてダイビングを楽しむことは、十分可能です。

ただし、マスクに海水が入り込むこともあり得ますし、コンタクトレンズが外れたり変形したりするトラブルが起きることもあります。コンタクトレンズが流されてしまうことも、ないとはいえません。

そのため、この記事ではダイビングでコンタクトレンズを使用する際のポイントや注意点などについて解説しますので、参考にしてみてください。

 

ダイビングでコンタクトを使用する際のポイント

ダイビングでコンタクトレンズを使用する際に気をつけておくべきポイントについてご説明します。コンタクトを装着してダイビングをする前に、確認してみてください。

 

「マスククリア」を押さえておけばOK!

「マスククリア」はダイビングを楽しむ人ならほとんどが知っているでしょう。マスククリアとは、マスクのなかに入ってきた海水を外に出す方法です。ここでは、その方法をご説明します。

マスクに海水が入ったら、マスクのフレームの上を押さえて隙間をなくします。そして、上を向いて鼻から息を細く長く吐き出し、マスクのなかに空気を入れます。すると、マスクの下から空気に押し出された海水が出ていきます。ダイビングでは口呼吸が基本ですが、マスククリアをする際には口から息を吸ってから鼻から吐き出します。

このようにマスククリアを行うことで、マスクに海水が入っても海水を抜くことができます。これはコンタクトレンズを装着した場合だけでなく、ダイビングを楽しむために役立つ知識です。初めてダイビングをする場合には、一度練習してみるとよいでしょう。

 

ダイビングに適したコンタクトレンズは?

ダイビングに適したコンタクトレンズは、使い捨てのソフトコンタクトレンズです。1Dayなどの使い捨てなら万が一外れても、新しいコンタクトレンズを使うことができます。

ひとつしかないハードコンタクトレンズだと、万が一なくしてしまうと大きな損害になってしまいます。そのため、使い捨てのソフトコンタクトレンズを使うことをおすすめします。

 

インストラクターにコンタクトをしていることを必ず伝える

初心者の場合にはダイビングをする際にインストラクターがつくと思います。その際には、必ずインストラクターにコンタクトレンズを装着していることを伝えましょう。

何かあったときに、インストラクターはコンタクトレンズが外れた可能性を考慮して動いてくれます。

 

目の不調を感じたらすぐにダイビングを中止する

ダイビング中に目の痛みや違和感などがあった場合には、すぐに地上に上がりましょう。コンタクトのなかにゴミが入った、海水が入って目が痛いなどの場合、目に傷がつく可能性もあります。

一度陸に上がり、目の状態を確認して症状が改善されなければダイビングを中止する必要があります。

 

ダイビングでコンタクトを使用する際の注意点

ダイビングでコンタクトレンズを使用する際に、注意すべき点についてご説明します。

 

コンタクトに細菌がつく可能性がある

コンタクトを装着して海水に入ると、コンタクトに細菌がつく可能性があります。海水にはさまざまな細菌が潜んでおり、マスクがあるからといって完全に目を守れるわけではありません。細菌がついたコンタクトを装着し続けると、目が充血したり角膜が傷ついたりする恐れがあります。

そのため、ダイビングの際には使い捨てのコンタクトレンズを使用することをおすすめします。

 

コンタクトが外れやすい

マスクに海水が入ると、コンタクトが外れることもあります。また、マスクを取り外ししている際などに、衝撃でコンタクトが外れることがないとはいえません。

1セットしかない高価なハードコンタクトレンズを紛失するとダメージが大きいので、必ず使い捨てのソフトコンタクトレンズを使用しましょう。

 

コンタクトが変形する可能性がある

海水につかることでコンタクトレンズが変形することもあります。変形してしまったコンタクトレンズを使い続けると目に負担がかかり、角膜に傷がつくなどの問題が起こる可能性もあるでしょう。

そのため、万が一コンタクトレンズが変形してしまってもよいように、必ず使い捨てのコンタクトレンズを使ってください。ソフトコンタクトレンズなら変形に強いですし、使い捨てなら変形してしまっても新しいものに変えられます。

 

コンタクトの代用品もある

コンタクトレンズを使わなくても、ほかのもので代用できることがあります。ここでは、ダイビングを安心して楽しむためにコンタクトレンズの代用品になるものについてご説明します。

 

度付きマスクを使う

度付きマスクを使えば、海中でも魚やサンゴ礁などがよく見えるようになります。度付きマスクは目の悪い人にとって、とても役立つアイテムです。

度付きマスクなら、海中で急にコンタクトレンズが外れたなどがありません。コンタクトレンズが変形する、海水が入って目が充血するなどという心配もなく、安心してダイビングを楽しめます。

海水深くもぐっているときに、コンタクトレンズが外れて目が見えなくなるとパニックになる場合もあります。しかし、度付きマスクならそのようなこともないでしょう。コンタクトの替えを持って行ったり紛失の心配をしたりする必要もないので、度付きマスクを試してみることをおすすめします。

 

視力が0.3程度あれば裸眼でもOK

そこまで視力が悪くなければ、裸眼でもダイビングを楽しめます。光の屈折率などの影響で水中では陸上よりもものが1.3倍に大きく見えるためです。

そのため、視力が0.3程度あれば、陸上で見るよりもものがよく見えます。0.3以下の視力の場合には度付きマスクやコンタクトレンズが必要になるかもしれませんが、0.3以上あれば十分水中で景色を楽しめるでしょう。

 

まとめ

この記事では、コンタクトレンズでダイビングをしても問題ないか、使用する際のポイント、注意点などについて解説しました。

コンタクトレンズを装着しても、ダイビングを十分楽しめることがわかっていただけたと思います。しかし、マスクに海水が入った場合のマスククリアを習得しておく、使い捨てのソフトコンタクトレンズを使用するなど、いくつかのポイントがあります。ダイビング中にコンタクトが外れるなどのトラブルが発生しないとも限りません。

そのため、この記事でご紹介したようなポイントや注意点をしっかりと確認してください。注意点をご理解いただき、ダイビングを楽しんでくださいね。

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