ダイビングのインストラクターになりたい!方法や資格について解説
ダイビングを趣味としている方の中には、「好きなことを仕事にしたい!」とインストラクターになることを考えている方もいるのではないでしょうか。ダイビングにはインストラクターが欠かせない存在であり、特にリゾート地などでは需要が高い仕事です。
今回は、インストラクターになる方法や資格について解説していきます。
ダイビングインストラクターになる方法
ダイビングのインストラクターになるには、以下の流れが基本的な方法です。ライセンスの種類によって細かな内容は異なり、今回は世界でももっとも信頼される といわれるダイビング団体の「NAUI」の場合について紹介します。
- オープンウォーターダイバーを取得する
- アドバンスダイバーを取得する
- CPR & First Aidを取得する
- レスキューダイバーを取得する
- コアスペシャルティダイバーの資格認定を3種類取得する
- マスターダイバーを取得する
- フィットプログラムを修了する
- ダイブマスターまたはアシスタントインストラクターを取得する
- インストラクタートレーニングに合格する
- インストラクタークオリフィケーションコースに合格する
- 潜水士免許を取得する
オープンウォーターダイバーを取得する
オープンウォーターダイバーとは、NAUI以外のどのライセンスにもある本格的なダイバーの第一歩となるためのライセンスです。このライセンスを取得することで、Cカードをもらえインストラクターがいなくてもダイビングを楽しむことができます。
アドバンスダイバーを取得する
アドバイスダイバーは、海を楽しめるダイバーになるためのライセンスです。ボートや水深30mの深い海などさまざまなポイントでのダイビングを経験できます。
CPR & First Aid を取得する
命にかかわる大きなトラブルに対する心肺蘇生法や怪我への応急処置を学べるプログラムです。ダイバー以外も参加することができ、インストラクターにならずともさまざまなシーンで役立てることができます。
レスキューダイバーを取得する
バディの命を救えるよう、ダイビングの事故を未然に防ぐための要素や事故が発生した際の対処法が身につくライセンスです。15歳以上のCPR & First Aid者が参加できます。
コアスペシャルティダイバーの資格認定を3種類取得する
さまざまな環境でのダイビングを経験する資格です。コースの内容は、以下から選ぶことができます。
- ナイトダイビング
- ディープダイビング
- ナビゲーション
- サーチ&リカバリー
- ボードダイビング
- レスキューダイバー
- ナイトロックスダイバー
- マーメイドダイビング
インストラクターになるには、レスキューダイバー以外の3つを取得する必要があります。
マスターダイバーを取得する
マスターダイバーには、最上級レベルのスキルと知識が必要です。これまで学んだ知識を復習し、海洋実習では8種類のダイビングを行います。
フィットプログラムを修了する
リーダシップコースに進む前のプログラムであり、水中での検定と学科講習が行われます。フィットプログラムを受講するには、上記で紹介したすべての資格が必要です。
ダイブマスターまたはアシスタントインストラクターを取得する
ダイブマスターのライセンスを取得すると、ダイバーをまとめ活動の手助けができるようになります。取得には、5つのテーマのダイビングと学科講習が必要であり、60回以上のダイビング経験が必要です。
アシスタントインストラクターはインストラクターのアシスタントに特化したスキルや知識を学べ、インストラクターの下でアシスタントとして活動する練習を行う実習と学科講習を行います。アシスタントインストラクターは、50回以上のダイビング経験が必要です。
インストラクタートレーニングに合格する
インストラクタートレーニングは、平均8日間かけてインストラクターに必要なスキルと知識を学ぶプログラムです。インストラクタートレーニングに合格することで、晴れてインストラクターになることができます。
インストラクタークオリフィケーションコースに合格する
インストラクタートレーニングに合格しコースディレクターから推薦を受けた方は、インストラクター認定を得るためのコースに参加できます。インストラクタークオリフィケーションコースは、以下の内容で構成されています。
- 1テーマ以上の学科講習
- 1テーマ以上のプール実習
- 2テーマ以上の海洋実習
- 筆記試験
筆記試験の内容はインストラクタートレーニングの試験内容が基にされており、以下の内容が含まれます。
- 技術とレスキュー
- 潜水器材
- 潜水環境
- 潜水物理
- 減圧
- 生理学
- インストラクションの方法
- NAUIについて
- 法的側面
潜水士免許を取得する
潜水士免許とは、潜水を仕事にする人が取らなければいけない国家資格のことです。
ダイビングインストラクターも潜水の仕事のため、上記で紹介した民間のダイビングライセンスだけでなく潜水士免許の取得も必要です。潜水士免許の試験には実技がないため、筆記試験の対策を行えば合格することができます。
潜水士免許試験の概要は、以下のとおりです。
試験科目 | ・潜水業務 ・送気、潜降および浮上 ・高気圧障害 ・関係法令 |
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試験時間 | 4時間 |
試験時期 | 6月、7月、9月、12月、翌年2月(令和6年度の場合) |
出題形式 | マークシート |
合格基準 | ・各科目に4割以上の得点 ・全科目の総合得点が6割以上 |
合格率 | 75.7%(令和5年度実績) |
潜水士免許の試験は2週間前までに申し込みできるため、対策をしっかり行い試験に挑みましょう。潜水士免許を持つことで、インストラクターだけでなく人命救助や海洋生物の調査、水中撮影や水中での建設作業などの潜水にまつわる多種多様な仕事を行うことができます。
ダイビングインストラクターになるために必要なもの
ダイビングインストラクターになるには、上記のとおりさまざまな資格の取得が必要です。資格だけでなく、以下の条件を満たす必要もあります。
- 18歳以上である
- 60回以上のダイビング経験がある
- ダイビングに適した健康状態である
ダイビングに関するスキルや経験以外にも、人にダイビングを教えるための教育スキルやコミュニケーション能力、忍耐力や統率力も身につけておきましょう。
まとめ
ダイビングインストラクターになるには、オープンウォーターダイバーから始まりさまざまなレベルのライセンスが必要です。ただし、ダイビング団体によって細かな内容は異なるため、所持しているライセンスの種類ごとの内容を確認してください。民間の団体が発行しているライセンスだけでなく、国家資格の取得やダイビング経験の数も必要です。
インストラクターへの最初の一歩は、オープンウォーターダイバーの取得です。横浜・伊豆でライセンス取得を検討している方は、「アクア・ブーチェ」にお任せください。世界的に有名なNAUIダイビングライセンスを、交通費や教材費を含む65,000円で取得することができます。