2024年05月24日

【ダイビング技術】なんでダイビングのスキルを磨かなければならないの?(その6)


<ちょっと足を伸ばすとこんなのにも出会えます>

私が思っているダイバーの成長の過程はこんな感じです。

(1)エントリーレベルの講習を受講してダイバーに
(2)インストラクターの監視下でファンダイビング
(3)エントリーレベルの講習内容を完璧に出来る様になる
(4)上級者ポイントでもインストラクターと一緒に楽しめる様になる
(5)いつも潜っている伊豆のポイントでも新しい発見がある
(6)自立したダイバーへ向けた講習を受ける(スペシャリティーコース等)
(7)機会がある度にインストラクターの監視下で自分で潜ってみる
(8)NAUIマスクタースクーバダイバーを受講する
(9)インストラクター監視下でないダイビングの経験をしてみる
・・・ここから先は色々な選択肢があります。

ここまで来たら、初心者は卒業です。
世の中的には上級者なんですが、
ここで心の問題が出てきます。

あくまでも、車で言えば免許をもらって路上で一人で運転を始めた段階です。
慢心して基本を忘れたダイビングをすると事故を起こします。
基本をしっかり守った潜り方をする自分を誇りに思って下さい。
「俺は凄いんだ病」と私は呼んでいますが、こうなったら非常に危険です。
これから色々な経験を積んで、様々な状況下で安全に楽しく、
自立的にダイビングを出来る様になると本当にダイビングって楽しいなって思えると思います。
助手席に座って景色を眺めているだけじゃなくて、自分で車を運転してみましょう。
全然楽しさが違います。というか、全く別の楽しみです。

ところで、上記(8)でNAUIマスタースクーバダイバーって、何でNAUI限定なの?
って思うでしょう?私がNAUIのインストラクターだから?(笑)
全ての指導団体のマスタースクーバダイバーレベルの講習内容を把握している訳じゃないので、
NAUIだけじゃないかもしれませんが、NAUIのマスタースクーバダイバーは価値のある講習です。
けっして、他の指導団体を批判している訳じゃないんですよ。
NAUIのマスタースクーバダイバーコースは自立的なダイビングが出来る様になる為の、
実質的なトレーニングを行うコースだから私は強くお勧めしています。
ダイブマスターはプロレベルのランクですが、
自分自身が潜水計画をちゃんと立てて自立的なダイビングが出来ないのに、
ダイブマスターコースに行ってもなんの講習をしているのか分からなくなってしまいますよね。
だから、自立的なダイビングをしっかり出来る様になる為のコースがこのコースです。

特にアクア・ブーチェではこのコースに力を入れていて、
本当に自分で潜れる様になるトレーニングをします。

最後はちょっと宣伝ぽくなっちゃいましたが、
一歩一歩着実に、スキルと心を磨いて行きましょう。