ブログ
HOME > ブログ > 【ダイビング技術とスキルアップ】ドライスーツに必要なスキルは?(その1)【横浜のダイビングスクールのブログ】
  • すべての記事
  • 海日記
  • ポイント紹介
  • ダイビング技術
  • ダイビング動画
  • お知らせ
ダイビング技術

【ダイビング技術とスキルアップ】ドライスーツに必要なスキルは?(その1)【横浜のダイビングスクールのブログ】

2021.01.17

ドライスーツは難しい?

ドライスーツに必要なスキルはどの様なものでしょうか?

ダイビングのビギナーにはドライスーツは少し敷居が高いものと思われています。

なにか特別なスキルが必要だと思われているのではないでしょうか?

 

ドライスーツが難しく感じる理由

なぜビギナーにはドライスーツが難しいのか考えてみましょう。

ドライスーツが難しく感じる直接の理由は、浮力のコントロールが難しく、泳いでもなかなか進まないということだと思います。

 

浮力コントロールは?

まずは、浮力コントロールの話から。

ドライスーツに関係なく、浮力のコントロールが難しく感じる大きなポイントはウェイト量です。

ドライスーツの場合、ウェイト量がウェットスーツよりも多くなる場合が普通です。

ウェイトを沢山付けると言う事は、その分だけ沢山空気をもって潜ると言う事。

空気を沢山持って潜るとその分だけ浮力の変化が大きくなります。

ウェットスーツの場合2KGのウェイトで済んでいたものが、ドライスーツで6KGのウェイトを付けて潜るとなった場合を考えてみましょう。

※タンクの水中重量が2KGだとします。なので実質的なウェイト量はウェットの場合4KG、ドライの場合には8KGとなります

 

2倍も変化が大きい

上記の条件の場合、ウェットスーツで水面から水深10mに潜行していったら4KGのウェイト=4リッターの空気が2リッター=2KG変化します。

BCに大気圧換算で4リッターの空気を入れないとバランスが取れないことになりますね。

ドライスーツの場合にはその倍の変化量となりますので、ビギナーにとっては今までに経験したことがないくらいBCの給気ボタンを押し続けることになります。

吹き上がるのが怖いと思っているビギナーにとってはプレッシャーが大きいですね。

また、BC(またはドライスーツ内に)それほど沢山空気が入っていれば、少しの深度変化が大きな浮力変化となります。

気が付いた時には、もう肺のトリミングだけではどうにもならない状態になっているわけです。

ましてや、そんな状態では気持ちが落ち着いていませんので、肺のトリミングどころではありません。

人は焦ったり、なにかに気持ちが集中していると、無意識のうちに息を吸い込みます。

なので、余計に浮力がついてあっという間に水面へ。と言う事になってしまいます。

 

続きは、泳ぎにくさに付いてお話しします。

—————————————————————————————————–

横浜・反町・東神奈川・東横線沿線のダイビング・スクール

アクア・ブーチェ ダイビング・スクール

スキューバ・ダイビング、スキンダイビングのライセンス講習

伊豆半島のダイビング・ツアー

御蔵島でのドルフィンスイム・ツアー

を随時開催しています。

ホームページはこちら!