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ダイビング技術

【ダイビング技術】なぜナビゲーションが難しく感じるか?(その1)

2015.07.01

ビギナーは勿論、何百本も潜っているダイバーでもナビゲーションが難しく感じている人は多いと思います。と言うより、高いナビゲーション能力を持ったダイバーは殆どいないのではないでしょうか。

ナビゲーション能力は何段階かに段階が分かれます。エントリーレベルの講習で行うナビゲーションがコンパスを使って直線的に行って、同じルートを戻って来るというものです。

実用的なレベルとしては「何度か潜った事があり、水中マップも手に入る」ダイブサイトで、行った事のある場所に行って来るというものが最初の段階でしょう。最も難しいのは「初めて潜る場所で、水中マップも無い、ボートダイビング」だと思います。特殊な環境としては洞窟の中や船の中などがありますが、ここでは「頭上が開けた環境」に限定して考えます。

上述のもっとも難しい段階はともかく、最初の段階でも殆どのダイバーはナビゲーション出来ません。その理由を考えてみましょう。

私自身の事を振り返ってみても、恥ずかしながら最初の100本位までは全く自分の位置を把握することが出来ませんでした。今から考えてみるともっともなのですが、ガイドの後ろに付いて潜っているだけではナビゲーション能力は身に付かないのです。その理由は、事前に通るコースを教えてくれないので、ナビゲーションの目印となる目標物が何なのかを考える事が出来ないからです。事前に通るコースが分かっていれば、進む向きを変える時の目印となる岩や地形などを覚えておくことが出来ます。しかし、事前に分かっていなければ、ちょっと向きを変えただけで元のコースに戻るのか、それとも進む方向を変えてその方向に向かって行くのか分からないので、向きを変えた瞬間にそこの景色を覚えるべきなのかの判断が出来ないのです。なんでも記憶できる能力を持っていれば全て覚えておけばよいのでしょうけど、私にはそんな能力は備わっていません。

そんな訳で、ナビゲーションを行う上で重要な目標物を押さえるという事が出来ないのでナビゲーションも分からないのです。それが第一の理由です。

もう一つの理由は、ナビゲーション講習の内容にあります。

この話はまた明日。

(その2)

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