

2021.01.13
今回はフィンワークの話をして見ましょう。
フィンワークって言われるとどんなイメージを持ちますか?
なんか凄いフィンの振り方をしてガンガン進む?
なかなか前に進んでいかないのはフィンの使い方の問題?
などが一般的なイメージかもしれません。
フィンワークを上達させる目的は、効率良く推進力を得るためです。
フィンを蹴るためには必ず足を広げてフィンを横か縦に振り出すことになります。
そうすると必ず少しはブレーキとなってしまいます。フィンを開いている状態では当たり前ですね。
なので、フィンのキックピッチを細かくするのは少し考えものです。
また、どのタイミングでフィンキックの次の動作に入るのかも問題です。
フィンワークで大切なのは、フィンが水を捉えている感覚を大切にすることです。
速いピッチで動かす事や、夢中でフィンをキックするなんてことは全く不要です。
もし、一生懸命キックしているのになかなか進んでいないと思ったら、何かが間違っているのです。
たいていは、上述のフィンが水を捉えている感覚を疎かにして、必要以上に速いピッチでフィンを振ろうとしているのです。
速いピッチでフィンを振ろうとすると、フィンの水の抵抗で頭のイメージどおりの動きができません。
そこで、逆に水を捉えないように無意識のうちに変えてしまうのです。
それが典型的な悪いフィンワークの「自転車漕ぎ」です。フィンを上下に振るのではなく前後に動かす動きです。
そこまで極端に悪くなくても、フィンを振り切らないのでフィンが水を捉えて後ろに振り出す前に次のフィン動作に移ってしまいます。
良いフィンワークか否かの一つの指標が、フィンの先端がどの位の距離を移動しているか?です。
足をいくら大きく動かしても、フィンの先端が弧を描いていなければ推進力にはなりません。
逆に足が殆ど動いていなくても、フィンの先端が十分に動いていれば大きな推進力になります。
フィンが水を捉えて、しっかり力ずよくフィンをしならせ、捉えた水を後方に振り出し、しなったフィンガ戻りながら伸びの推進力となり、
体が前に進んでからは水の抵抗の少ない姿勢をとり、惰性で体が進んでいくのを感じ、少しづつ速度が落ちてきてももう少し我慢をして、
それから次のフィンキック動作に入る。この様な意識でフィンキックしてみましょう。
フィンワークのフォームなどを気にしている方も多いと思いますが、
それよりも前に、このフィンが水を捉えている感覚を大切にして、
丁寧にフィンキックする。この意識が大切です。
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