

2015.03.12
ダイビングのナビゲーションって難しいと思いますよね。
私もビギナーの頃は全く何処を潜っているのか分かりませんでした。
気がつくとエグジット場所に戻っているので、インストラクターは凄いなーって思っていました。
でも、本当はちょっとしたコツがあるんですよ。そのコツを掴めば以外と簡単。
そのコツはまた今度(笑)
ダイビングで最も大切な目標は、健康な状態で水面に戻る事です。
そして、安全にエグジットする事。
始めの目標を達成出来ないと窒息や減圧症等の重大な問題に繋がります。
エグジット出来ないってことは漂流してしまうってことですね。
冒頭でコツを掴めばナビゲーションは簡単だって言いましたが、
やっぱりビギナーには敷居が高い技術です。
なので、確実に最も重要な「見当な状態で水面に戻る」為のナビゲーションを考えてみましょう。
ナビゲーションと言うと、どうしてもコンパスを見て方角を考えてと思いがちですが、
ダイビングは高さ(深さ)も加わる3次元の世界です。
ダイビングにとって重要なのは、実はこの3次元目の深さの問題なのです。
潜行を開始してから何分後に水深何メートルにいるかが重要なのです。
水深によって無減圧限界時間も変わりますし、エアの消費率も変わります。
一回のダイビングで深く行ったり浅くなったりを繰り返すと減圧症のリスクも高まります。
なので、ビギナーは(もちろんベテランなら常識です)今いる水深を常にチェックし、
無減圧限界時間を確認する習慣をつけましょう。それと潜水時間も。
この何分後に水深何メートルにいるかという潜水プロフィールが安全なダイビングの指標となります。
極論を言ってしまうと、平面的には何処にいても関係ないのです。
まず最初に平面でなく、深さのナビゲーションが出来る様になりましょう。
そして、実はこの水深の変化が平面のナビゲーションでも重要なのです。
なので、いまから水深を常にチェックする習慣をつけましょう。
いま何メートルなのかな?じゃなくて、常に今の水深を知っていると言う事です。
そうするとダイビング中のフォームも決まってきますね。
ダイコンを常に視界の中に納めておく為には、腕を前に出すスタイルしかありません。
そして体は常に水平姿勢を維持しましょう。
この習慣が身に付けば水中ナビゲーションも後一歩で出来る様になりますよ!