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ダイビング技術

【ダイビング技術】なんでダイビングのスキルを磨かなければならないの?(その2)

2015.03.12

前回は、知らない人とバディーを組むなんて難しいよね。って話まででした。

私がこの話で私が言いたかったのは、ビギナーがガイドなしで潜るなんて、
現実を考えると問題があるってことです。
なので、現実のダイビング屋でガイドを頼んで潜ることも意味のあることです。

では、ガイドを頼めばスキルは不要でしょうか?
もちろん、必要です。
プロのガイドならは、マンツーマンで潜ればあらゆるトラブルからあなたを守ってくれるはずです。
ところが、現実はそんなことはありませんね。
なぜって、例えば6人のお客さんを連れて潜ることを基本としているダイビング屋があったとします。
通常6人のお客さんを連れて潜るところを、
一人だけ連れて潜るってことは、6人分の利益をその人から頂かなければならないからです。
そんなに払いたくないですよね。
じゃあ、6人のお客さんを守れるガイドにお願いするのがいい?
本当に6人のお客さんを守れますか?
もちろん、トラブルが起こらないように潜ることを十分に勉強しているから、
プロのガイドをして活動しているのです。
でも、何にでもエラーはあります。
ごく僅かのエラー率でも人の命がかかっている場合大問題です。
プロのガイドなら延べ1万人の方をガイドするようになるまでに多くの年月を要しません。
一万分の1程度のエラー率ではいつか事故が起こるってことですよね。
エントリーレベルの講習内容をしっかり修得できている人を対象にしていれば、
このエラー率を1/100にも1/1000にもできます。
なぜなら、エントリーレベルの講習内容は、
通常起こり得るトラブルを未然に防ぐ方法と、
その対処法のトレーニングに多くの時間を割いているからです。

ここで、ダイビングからちょっと視点を離して、旅行の事を考えて見ましょう。
世の中二は様々な形態の旅行があります。
全く無計画の行き当たりばったり旅行から(私はこれが好きです、笑)
全てお任せのパック旅行まで。
私は観光バスに乗ってガイドに連れられて観光名所をめぐる旅行には行きたくないと思っていますが、
そういう旅行が大好きな人も多いですよね。
どっちがいいなんて、これは個人の好みですから、どっちでもいいんです。
これが山登りならどうでしょうか?
ちょっと空想的ですが、仮に観光バスが登山道を登れたとします。
労力がいらないから自分で登るよりこっちの方が良いと思うでしょうか?
もちろん、これも個人の好みです。
単に景観を楽しんだり、珍しい動植物を見たりしたいだけなら、
観光バスで登山すれば欲求を満たせるでしょう。
でも、肌で山の雰囲気を感じたいと思うなら、
自分の能力を鍛えて困難に打ち勝つ満足感を得たいなら、
自分の足で登るべきでしょう。

ダイビングも同じです。
ガイド付きバス旅行が好きならそれで良いし、
自分で計画を立てて、自分の足で色々な場所を訪ねたいなら、
それを実現できるスキルを磨かなければなりません。

決して、バス旅行がダメなんていうつもりはありません。
でも、それじゃ満足できない人もいますよね。
そんな方達に、もっとダイビングが素晴らしいものだって思って欲しいと思っています。

自然を相手にする楽しみは心が大切です。
頂上を目の前にしても引き返す勇気。
ダイビングも挑戦的な潜り方をすると命を落とします。
一歩一歩着実に進んで行きましょう。
身体的なスキルはもちろん必須ですが、
心のスキルを磨くのは大変困難です。
良い指導者に巡り合って良いダイバーになりましょう。
すごいダイバーや上手いダイバーじゃないんです。
良いダイバーになってダイビングを楽しみましょね。

ちょっと、話が外れてしまったようですが、
まあ、ブログなので、その時その時の気分で書いているので悪しからず。
そのうち、思っていることを論文にできたら良いのになって思っていますが、きっと100年くらい先になるでしょう(笑)

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